ファッションで見る映画特集
カルチャーを感じるファッションが好きな人へ。物語よりも先に目を奪われたコーディネート、キャラクターらしさがにじむスタイル。そんな視点で映画を観ると、ファッションは単なる衣装以上の意味を持ちます。今回は、スタイルに惹かれて観たくなる、ファッションが印象的な映画たちを紹介します。
【ゴーストワールド】

2001年公開の映画『ゴーストワールド』は、高校卒業を迎えた少女イーニドとレベッカの不器用な青春を描いた作品。社会や大人への違和感を抱えながら、どこにも居場所を見出せないイーニドの姿が印象的です。
この映画の魅力のひとつが、イーニドの個性的なファッション。50〜70年代のヴィンテージを思わせる古着や、カラフルで風変わりなTシャツ、太縁メガネにグリーンの髪など、主流のトレンドからあえて外れたスタイルが彼女の反骨精神やアイデンティティの揺らぎを体現しています。一方、現実に適応しようとするレベッカは徐々にシンプルで洗練された服装に変化していき、その対比も興味深いです。
イーニドのファッションは、時代や流行にとらわれず、自分の内面を可視化しているように感じられます。奇抜さの中に孤独や反抗心がにじみ、どこか痛々しくも愛おしい。彼女のスタイルは実は意外と実用的で、プリントTシャツ×チェックスカート、厚底ローファー、古着のシャツやバッグなど、今の古着ミックスにもなじむアイテムばかり。カラフルでありながら媚びない色使いも参考になります。おしゃれの“正解”に疲れたとき、イーニドのように少し視点をずらした着こなしで、自分だけのスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【レオン】

1994年公開、リュック・ベッソン監督によるフランス・アメリカ合作の映画。ニューヨークを舞台に、孤独な殺し屋レオンと家族を失った12歳の少女マチルダが出会い、奇妙で静かな共同生活を始める――というストーリー。主演はジャン・レノと、当時まだ新人だったナタリー・ポートマン。この作品で一気に注目を集めました。
マチルダのファッションは、まさに“少女が背伸びした大人スタイル”。チョーカー、ショートパンツ、ボーダーTにオーバーサイズのMA-1、丸サングラス。どれもかわいいけれど、よく見ると「強がってる」感じがして切なくなります。まだ子どもなのに、世界から自分を守ろうとする鎧みたいな服。対してレオンは、いつも同じ白シャツと黒のロングコート。実用的だけど、どこか哀しみのにじむシンプルさ。ふたりの対照的なファッションが、それぞれの内面をそのまま表していて、とても印象的です。
【プラダを着た悪魔】

プラダを着た悪魔は2006年に公開され、仕事、恋、友情の変化を巧みに表現した私の大好きな作品です。
上司であるミランダとの仕事を通じてファッションについて学び、見る度に美しくなるアンドレアにも目が離せません!この作品の中の特に好きなルックはポップなオレンジの帽子と茶色のブーツで黒のシックなドレスを挟んだコーデです🎶
