SERIES

三つの都市で過ごした、一つの夏。

arcofcol0218@gmail.com

連載企画 ”旅先から覗く街とカルチャー”

旅先で出会うのは、風景だけじゃない。そこに息づくカルチャーそのもの。

私たちは、服をただ“着るもの”としてではなく、歴史や音楽、映画、街の空気感と結びついたカルチャーの一部として捉えている。

この夏は、連載企画として、部員それぞれが訪れた場所を起点に、その土地で感じた文化やファッションのつながりを紹介していく。

旅の記録を超えて、土地とカルチャーが交わる瞬間を、ともに覗いてみたい。

連載第四弾は、ソウル-上海-東京編。

この夏、
私はソウル、上海、そして東京で過ごした。
距離にすれば、どこも飛行機で数時間。
けれど、その空気と文化の違いは、驚くほど深い。
それぞれの街で出会った風景、服、音、匂い。

「慣れた街」「初めての街」「戻る街」

三つの都市で過ごしたこの夏は、
心地よい慣れと、新しい刺激が交わる、
そんな季節だった。

Seoul, South Korea

「慣れた街」

ソウルは、私が生まれ育った街である。
カフェに流れる音楽も、店先に並ぶ服も、通りすがる人々も、 懐かしさに溢れる。

どれも懐かしいのに、少し離れて戻ってくると、
不思議と新しい街のように見えてくる。

この夏、特に惹かれたのは용산区(龍山区)。
南山の近くにあって、ソウルの景色を一望できるエリアだ。

ソウルのシンボル、南山タワーを目にするたび、
「家に帰ってきたな」と感じる。

なかでもおすすめしたいのが、イテウォン近くの解放村(ヘバンチョン)。

少し路地に入ると、街の雰囲気は一変し、
ヨーロッパの街角のような空気が広がる。

ソウルの“今”を感じるのに、ぴったりの場所だ。

📍해방촌 신흥시장

Shanghai, China

「初めての街」

初めて訪れた上海では、街のエネルギーに心を奪われた。
人であふれる街、最新トレンドの集まり、外灘の夜景、すべてが活気にあふれていた。
言葉が通じなくても、不思議とその魅力に惑わされる。

印象に残ったのは、やはり建築の多様さ。
世界大戦期に多くの国の影響を受けた名残で、
エリアごとに異なるスタイルの建物が並ぶ。

欧州のクラシカルな造りと、中国の繊細な装飾が調和し、どこを見ても新鮮な景色が広がる。

これは上海でのある日のコーデ。

この日はとても暑くて、ノンスリーブのトップスに、流行りのドット柄バンダナを合わせてみた。

Tokyo, Japan

「戻る街」

ソウル、上海を経て、再び東京へ。

日本に戻るというのは、不思議な感覚である。
でも、日本らしい穏やかな雰囲気に、すっと心が落ち着いた。

まず足を運んだのは中目黒と代官山。
おしゃれで落ち着きがありながら、どこか遊び心のあるエリア。

ランチは少し並んでも行く価値のあるお店へ。
トッピングを自由に選べるスタイルが楽しく、
“東京らしさ”を味わえた。

📍tractor morning

二ヶ月の夏休みを三つの都市で過ごしながら、
違いの良さを、改めて感じた。

違うからこそ楽しく、違うからこそ価値がある。

旅の意味を、もう一度教えられた気がする。

新しい発見と視野の広がり
それこそが、旅の一番の魅力だろう。

これは、そんな夏の記録である。

Written by Mina

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